【皮膚の乾燥は“体の内外”で起きている】

── 水分・塩分バランスと季節変化で変わる肌コンディションとは
私たちの肌は、「外側からの乾燥」だけでなく、「内側の水分バランス」や「ミネラルの偏り」によっても状態が大きく左右されます。
特に、水分摂取・塩分(ナトリウム)・発汗量・室内環境といった条件が揃うと、肌の乾燥は季節によって大きく変化します。
今回は、皮膚の乾燥を “肌だけの問題ではなく、身体の水分調整の結果として起きている現象” として捉え、
夏と冬で何が違うのか、どうケアすべきか、サロン視点で深く解説します。
■ 1|皮膚の乾燥は「水分の蒸発」と「保持力の低下」で起きている
肌が乾燥する流れは、とてもシンプルです。
① 水分が外へ逃げる
(汗・皮膚表面からの蒸発・空気の乾燥)
② 水分を抱え込む能力が落ちる
(脂質不足・ターンオーバー乱れ・バリア機能低下)
この 蒸発量 + 保湿力の低下 のバランスが崩れることで「乾燥肌」に進みます。
さらに重要なのは、
肌の水分保持には、体内の水分量(細胞内外液のバランス)が直接影響する
ということ。
ここが “ただ化粧水をつけるだけでは乾燥が改善しない理由” です。
■ 2|水分摂取と皮膚の関係
──「飲んだ水が肌に届く」までの仕組み
水を飲むとすぐに肌が潤うわけではありません。
水はまず…
① 血液に吸収
↓
② 細胞内に分配
↓
③ 代謝・体温調整など身体の必要機能へ
↓
④ 最後に“余った分”が皮膚へ
つまり、
✨ 肌は体の中で“後回しにされる臓器”
生命維持に関係しないため、水が足りない時、真っ先に犠牲になります。
そのため
▶ 水を飲まない
▶ カフェインで利尿が増える
▶ 塩分バランスが崩れる
と、肌に回る水がどんどん減り、乾燥しやすくなります。
■ 3|塩分(ナトリウム)と乾燥の関係
── 水分が「吸えない」状態が起きている
水分が足りないのに、むくんで乾燥している人がいます。
これは 「水分とナトリウムのバランス」が崩れている典型例。
● ナトリウムが多すぎる
→ 体は“塩分濃度を薄めるために”水をため込む
→ むくむのに細胞はカラカラ(細胞内脱水)
● ナトリウムが少なすぎる
→ 水を保持できず、排出が増える
→ 手足が冷えやすい、肌が乾きやすい
体が保持できる水分量は「ナトリウム(塩分)」で決まります。
つまり、
✨ 塩分バランス=体が水を扱う力の指標
水だけ飲めば潤うわけではない、ということですね。
■ 4|夏の乾燥の特徴
──「汗をかいているのに乾く」矛盾の理由
夏は湿度が高いのに、意外と乾燥する人が多いです。理由は次のとおり。
●理由①:汗でミネラル(塩分)が大量に失われる
汗には
- 水
- ナトリウム
- カリウム
- マグネシウム
などが含まれています。
これが失われると“水を溜めておく力”が弱まり、
細胞内は脱水なのに、体はむくむ
という状態に。
このときの肌は、
- ベタつくのに乾く
- 化粧水が入らない
- 皮脂が増えて毛穴が目立つ
という矛盾したトラブルが起きやすい。
●理由②:冷房で空気と肌が急速に乾く
エアコンの風は湿度を大きく奪うため
→ 皮膚表面からの水分蒸散が増える
→ 角質が一気に乾燥
→ 皮脂だけが増える
“夏の脂っぽい乾燥肌”は、この仕組みで起きています。
●理由③:喉が乾く前に脱水が進む
夏は体温調整で水の消費が多いため、
喉が渇く=すでに脱水のサイン
つまり「自覚より早く水分不足になる季節」です。
■ 5|冬の乾燥の特徴
──「湿度の低さ」+「血行不良」が最大の原因
冬の乾燥は、夏とは真逆のメカニズムです。
●理由①:空気が極端に乾いている
湿度30%以下になると、
皮膚からの水分蒸散が一気に増えます。
●理由②:血行不良で“水が届かない”
冬は自律神経の影響で血管が収縮し、末端の血流が低下します。
その結果…
- 手足の乾燥
- すねが粉を吹く
- 唇が割れる
これは
✨ 肌に水と栄養が届かない(循環不足)
が直接の原因です。
●理由③:皮脂分泌が減る
気温が下がると皮脂産生が減り、
“肌のふた”が弱くなるため乾燥が加速。
■ 6|夏と冬の乾燥の違いをまとめると
| 季節 | 主な原因 | 肌状態 | 必要な対策 |
|---|---|---|---|
| 夏 | 発汗・ミネラル不足・冷房 | ベタつくのに乾く/毛穴肥大 | 塩分バランス調整/ミネラル補給/冷房対策 |
| 冬 | 湿度低下・血行不良・皮脂不足 | 粉ふき・ひび割れ・カサつき | 保湿・油分補給/入浴・温活/血流改善 |
■ 7|サロンから見た“乾燥ケアの黄金法則”
── 水・塩・血流で肌は変わる
肌を本当に変えたいなら、
保湿だけでは不十分。
水の流れ(内側)+バリア機能(外側)の両方にアプローチ
する必要があります。
特にサロンケアとしては…
●① オイルマッサージ
→ 血流UP
→ 栄養・水分を肌に運ぶ
→ 自律神経を整えて水分保持力を上げる
●② ヒート系(ヒートファジーなど)
→ 毛細血管を広げる
→ 手足・表皮に水分が届きやすくなる
→ 冬の乾燥対策に特に有効
●③ 鍼
→ 局所の血流改善
→ コラーゲン産生の活性
→ 肌の水分保持力UP
●④ デトックスフットバス
→ 体液循環UP
→ むくみ・細胞外の滞りを改善
→ 水と塩分のバランス調整を助ける
■ 8|今日からできる “季節別セルフケア”
■ 夏
- 水+電解質(塩・カリウム)のバランスを意識
- 冷房の風を直に浴びない
- 汗をかいたら早めに補給
- 夜の入浴で血管を開き、潤いを回す
■ 冬
- 室内の加湿(40〜60%)
- ぬるめのお湯で入浴
- オイルで保湿の蓋を作る
- 体を温める食事(発酵食品・根菜)
■ まとめ
皮膚の乾燥は、
✨ 外側だけの問題ではなく
✨ “体の水分バランスと血流の影響” を強く受けています。
だからこそ、季節によって原因も対策も変わります。
乾燥肌は「保湿すればいい」という単純な話ではなく、
- 水分摂取
- 塩分バランス
- 血流
- 自律神経
が整うことで、初めて根本から改善します。
サロンケアはこの循環を一気に底上げするため、
乾燥を繰り返す人にこそ効果的です。
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